頑張っている女性達の紹介
カーリング
土屋 美喜子
総合地域型スポーツクラブ
認定NPO法人あさま
ハイランドスポーツクラブ
理事長
総合地域型スポーツクラブ 認定NPO法人あさまハイランドスポーツクラブ
■活動内容 紹介
みなさん、カーリングと聞くと皆さんは何を想像されますか?
平昌オリンピックで銅メダルを取った女子チームの、「そだねー」や「もぐもぐタイム」が話題になりました。
御代田には本州で最も歴史のあるカーリング施設「カーリングホールみよた」があることはあまり知られていません。
NPO法人理事長の土屋美喜子さんは縄文人も愛した御代田にカーリングを通して地元の文化を作りたいという想いをもって創設時から現在まで25年を超える長きにわたって「カーリングホールみよた」を支え続けてきました。
施設の建設・補修、土地の購入などに要した費用で、法人の借金は一時最大2千万円を超えましたが、カーリングを愛する多くの有志が10年分の会費として資金を出し合い、また地元企業からの10年以上に渡る寄付を集め、創意工夫を重ねることにより少しずつ返済し2年前この借財を完済しきりました。
彼女は「フェアとオープン」という言葉を大切にしており「フェア」は平等ではなくスポーツと同じ公平という意味で他の人たちと関わるという意味。そして「オープン」は常に相手に対して自分の心・気持ちを開いているということを表しています。
組織を継続的に運営していくためには様々な人や企業と関わり、「良いことも悪いこともあった」と言います。カーリングと同じように、失敗してもチャレンジしていく、何かで迷惑をかけても、謝ったりお願いをしながら人と人の付き合い方を大切にして活き活きと前向きに物事に対応していく姿が魅力的な女性だと思います。
また美喜子さんは「カーリングは生涯スポーツといわれており、子供からお年寄りまで一緒に楽しんで頂ける魅力的なスポーツ。私共の活動を知っていただき皆様も一度カーリングを体験して頂ければ。」とあくまで控えめに話します。
普通のことを継続することで素晴らしいことに変えていく、地域のスポーツ文化を支えた大人(たいじん)が居る。後段は美喜子さんが「自我自賛しているようで書けない。」と固辞されたので、取材者が代わって紹介させていただきました。
「カーリングホールみよた」は1995年に御代田・軽井沢でカーリングを楽しもうという勇志が集い、手作りカーリング場としてスタートしました。
以来ここからオリンピック選手を輩出したほか、今年日本一となったチェア(車いす)カーリングチームの練習場ともなっています。
カーリングのほかに、総合地域型スポーツクラブとしてペタンク、ジャイロキネシス、トレッキング、ゴルフなど様々なスポーツを楽しまれています。