女性応援企業&団体
積極的に女性を採用しています

「有酸素運動」「筋力トレーニング」「柔軟性」の組み合わせでもっと健康に!

スタッフのみなさん

プロローグ
時は令和2年7月1日、巷は志村けんを鬼籍に追いやったコロナ禍に恐怖し、外出もままならない不穏なご時世、これに敢然と立ち向かう女性ナイトたち(騎士団)が御代田町の健康づくりのために教室を開きました。
かねてから御代田町でストレッチの指導に携わり、町民に知り合いの多かったコーチ高橋ひろみさんはじめ有志が、こんなご時世だから「引きこもっていてはいけない」「健康あっての人生」「体幹を鍛える運動をみんなのものに」との志で立ち上げたのがその名も『ちょこっとストレッチ教室』。当時のスタッフは高橋さんをはじめ4名ほど、1回目の教室は19名の参加者であったということですが高い志を掲げていたから全く不安はなかったようです。

発展の日々
「ちょこっとストレッチ教室」は、最初の3年間は御代田町ふるさと納税住民活動応援事業支援金、現在は長野県の「元気づくり支援金」を財源に運営しています。参加費は会場使用料や講師謝礼などに充てるために1クール200円。ボランティア活動といって良いぎりぎりの資金でやりくりしています。
活動の内容は、1クール70分間、「有酸素運動」「筋力トレーニング」「柔軟性」のバランス良いほかにはないオリジナルの組み合わせで構成されています。1クール終わるとみんな額に汗して、充実感あふれる笑顔で帰って行かれます。スタッフの一人からはこんな声が聞かれました。「参加者の笑顔、「体が楽になったよ!」との声、そして気持ちの良いスタッフとの邂逅がセットになって自分の喜びになっている」。
こんな住民とのふれあい活動を重ねて早くも3年半余り、今では参加者434名、スタッフ9名を数えるまでに発展しました。派手な宣伝はして来ませんでした。口コミでどんどん広がったことに意味があるのです。

ちょこっとストレッチ教室のこれから
コーチ高橋ひろみさんは開講以来一回も休んでいません。風邪をひかないハガネの女です。
全体指導は高橋さんが指揮し、新たな参加者はスタッフがそばについて補助しています。このチームワークはボランティア精神旺盛な人々が集っているからこそ成せる業(わざ)です。
3年前からストレッチの効果測定を始めました。継続して通っている人は年齢を重ねても3年前の筋力・体力が維持できているということです。筋力の増強によって腰や膝痛が緩和された、肩が上がるようになったなどの声も大勢から聞かれます。スタッフのモチベーションは否応なしに高くなってしまいます。
「この教室を末永く維持していく。」「一人でも多くの町民が寝たきりにならず、健康な人生を送り続ける。」これがスタッフ共通の願いです。

取材記者の感想
行政の資金力を活用し、運営のすべては誰の世話にもならずスタッフの力でやり通している。これこそが真の住民活動と感じさせられた今回の取材でした。