プレイヤー以外は全て立候補によって決定し、自ら立案した経営戦略や事業計画を全スタッフの前で発表します。男女関係なく平等に機会があるため、優秀な女性スタッフが管理職に選任され、それを見た他のスタッフにとって良い刺激となり、女性の管理職立候補が増えています。そして、女性が活躍できる環境が整っているためさらに優秀な女性が入社してくれる、という好循環が生まれています。また、女性が活躍できるということは男性がどれだけサポートできるかにかかっていると考え、環境づくりのために男性側の理解促進や支援の充実を図っています。

実際に2021年における男性育休取得率は100%でした。今後もより男女が平等に活躍できる企業を目指し、活動してまいります。

 

お問い合わせ

https://yohobrewing.com/contact/

ミネベアミツミ 株式会社

株式会社 ヤッホーブルーイング

味工房「みよた」

阿部木工所 株式会社

女性応援企業&団体

積極的に女性を採用しています

女性グループ

ミネベアミツミは、女性の活躍推進に関する取り組みの実施状況が優良な企業として、2021年度、厚生労働大臣より「えるぼし(3段階目)」の認定を受けました。

「えるぼし」認定は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」に基づき、一定基準を満たし、女性の活躍推進に関する取り組みの実施状況などが優良な企業を厚生労働省が認定する制度です。評価項目は、①採用、②継続就業、③労働時間等の働き方、④管理職比率、⑤多様なキャリアコースがあり、ミネベアミツミは全ての基準を満たし、最高位(3つ星)の認定を受けました。

ミネベアミツミは、社是である「5つの心得」のなかでも一番を「従業員」に掲げ、成長の原動力としてきました。多様な人材が各々の能力・経験・考え方を認め、互いを尊重しあうことが、シナジーの創出や新しい価値・違いを生み、会社を強くしているという考えのもと、国内グループ4社横断の女性活躍推進プロジェクトを発足させ、女性活躍の一層の推進をはかりつつ、全従業員が個々の能力を存分に発揮できる組織風土や職場環境の構築に力を入れています。

評価されたと考えられるポイント(取材側から)

① 採用:新卒採用の約8割を占める技術系職種のうち、理系女子学生の採用が21年度5名から22年度は12名と大幅に増えたこと

② 継続就業:男女ともに平均17年弱で男女差がなかったこと

③ 労働時間等の働き方:男女ともに残業時間が月平均約9時間で男女差がなかったこと

④ 管理職比率:業界平均3.3%に対し、ミネベアミツミ㈱の女性管理職比率は2.2%(2021年4月時点) であるが、係長職から課長職への昇進割合に男女差がなかったこと。女性管理職比率が毎年増加していること。この2~3年で取締役・執行役員・部長などの幹部が誕生したこと。

⑤ 多様なキャリアコース:非正社員から正社員への転換や、30歳以上の女性を正社員として中途採用するといった施策を行っていること

ヤッホーブルーイングは2021年における女性管理職割合が18.5%と、国内の平均割合8.9%に比べて高い水準となっています。また女性の産休取得率100%、産後復職率100%とライフイベントに柔軟に対応できる体制を整えています。

女性が活躍できる環境づくりのために大切にしていることは大きく2つあります。「フラットな組織」と「男性側のサポート体制」です。女性活躍のための施策を打ち出すよりも土台となる組織づくりがなによりも大切と考え、「フラットな組織」を推進しています。

例えば、ヤッホーブルーイングにおけるスタッフの階層は「社長」、「部門ディレクター」、「ユニットディクター」、「プレイヤー」の4つのみです

味工房「みよた」は地元の農村女性で組織され、平成14年の団体設立以来「地場産物を安全な加工食品として、地域の食卓へ届け、その技術を伝えながら、仲間づくり・地域づくりを行いたい」との理念を掲げて活動を行い、御代田町の六次産業化の先駆けとして活動しています。令和3年現在、女性ばかり20名で活動を継続しています。

味工房の十八番、味噌の生産量は、設立当時の7㌧から平成27年度は11㌧と大幅に増加しました。3種類の味噌「昔ながら」「キビ入り」「発芽玄米」とかぼちゃ焼酎は御代田町の特産品認定を受けました。

無農薬に近い安全な大豆で熟成された美味しい味噌は、一般向け販売で好評を博しているほか、特に学校給食の管理栄養士からの評価も高く、地元食材として積極的に採用されており、小中学生の健全な成長にひと役勝っています。

こういった諸活動が評価され「平成28年度農村女性きらめきコンクール 起業活動の部」で優秀賞、「農山漁村女性シニア活動表彰」の栄に浴しました。

味工房「みよた」は多くの会員がきわめて忙しい農業に従事しているにもかかわらず、地元の農業振興・食の安全のために20年間頑張り続けている御代田町を象徴する女性団体です。

団体設立以来、会長を務めている土屋よう子さんは「大好きな御代田に貢献したい気持ちが、地元の素材にこだわり、ここまで続けられた秘訣。」と静かな笑顔で語ってくれました。

 

お問い合わせ

味工房「みよた」事務局 荻原祐子さん

       TEL080-1140-6888

 

 

 

阿部木工所は、現社長 阿部和徳さんの祖父の代、昭和2年に操業を開始した94年の歴史を誇る工房です。創業時は東京に工場を構え、昭和23年から御代田町旭町へ移転、平成13年にはエコールみよた建設のため、町内一里塚へ再移転して現在に至っています。

阿部木工所と言えば真っ先に思い浮かぶのが神社に奉納する絵馬です。昭和45年以来約50年にわたり作り続けています。50年より前の絵馬は板材の切れっパシを粗く加工したため大きさは不揃い、自筆で揮毫・絵入れしたものが主流であったようです。大きさが揃い、表面をツルツルにカンナ掛けし、シルクスクリーンで浮世絵技法の絵を書き入れた現在、大量生産されている祈願用の絵馬は、今回の取材で発注者と会長のお父上弘文さんが共同で考案し、全国展開したことがわかりました。現在の絵馬文化を作った立役者、実は阿部木工所だったのです。

 

阿部木工所の従業員は11名、このうち8名は女性です。社長和徳さん曰く、「意識して女性を採用したわけではない。自然と集まった。」のだそうです。男女関係なく従事できる仕事、それが木材加工なのです。

阿部木工所は、小さい所帯ながら温かい社長の人柄も手伝って従業員がイキイキと励んでいます。「可能性があるのに悩み立ち止まっている人に寄り添い、力を出してもらえるように心がけています。」と語る社長の思いに応えて、今日もみんなで制作に挑んでいます。

従業員さんの一言

 

大井由紀さん「たいへんだけど、刺激的。社長が難しい仕事でも平気で受けてしまうので、仕事をする私たちも必死です。でも困難でも何とかすることが大事だと思って頑張っています。」

瀬木容子さん「事務系からモノづくりへ。幅広く、奥が深くてすぐには理解できなかった。必死で取り組むうちに1mmの差がものを言う感覚がつかめた。」

山田友恵さん「刃の状態、木のコンディション、気候、制作者の体調すべての条件が揃って木の表面がピカピカになる。この快感を求めて今日も仕事に励んでいる。」

 

現在の阿部木工所は主力製品の絵馬の他に、食品トレイ製作など新しい分野にチャレンジしています。「軌道に乗るまでは悪戦苦闘の連続。」と社長は言います。「でも、従業員さんたちとあがき、もがくから何とかなる。」と話す社長の笑顔が印象的でした。

 

お問い合わせ 阿部和徳さん

TEL0267-32-2135

〒389-0207 長野県北佐久郡御代田町大字馬瀬口1596-3

 

 

山田友恵さん

大井由紀さん

瀬木容子さん

御代田町社会福祉協議会

〒389-0206 長野県北佐久郡御代田町御代田1772-1 ハートピアみよた

       TEL:0267-32-1100 FAX:0267-32-1111