「ワークシェアと居場所づくり」事業は、長野県社協総合相談体制モデル事業を経て、平成30年度より本格的に実施を始めました。生活困窮者をはじめ、家に引きこもりがちな方が内職等の仕事を担うことにより、役割を担う中で個々の生活意欲を高めるとともに、自立のきっかけとなるために実施しています。
現在このワークシェアで作業している方は2名おり、そのほかにワークサポーターとして4名の方がお手伝いしてくださり、ハートピアにて週に二回作業しています。
 作業は主に軽作業。町内で釣り具のモーターや電動車いすのモーター等を製造している東京モートロニクス様にご協力いただき、リールに使われる部品を数え、容器に詰めていく梱包作業を行っています。

 東京モートロニクス株式会社取締役の酒寄さんにお話しを聞くことができました。
以前、酒寄さんが小諸養護学校へ見学に行った際「こういう作業もできるのか」と今まで自分が想像していた障害者のイメージと違い「可能性を感じた」そうです。そしてハローワーク主催の障害者雇用に関する催しにてこのワークシェア事業の紹介をされた時に、お役に立てたらという思いで協力していただきました。
 ワークシェア活動をしていく中でトライアル雇用へ移行した人もいましたが、直接的雇用には結びついておらず、仕事に対する継続性や雇用に関しての難しさを感じるそうです。
その一方で、職場内の環境整備など準備を進めていければ、将来的な可能性はあると思っているとのこと。知識や経験がまだまだ足りない中で、障害を「ひとつの個性」として捉え、職場全体でのフォローが必要だとおっしゃっていました。

 最後に「地域貢献を少しでもできたらと思っている。もしこれがその一つになっていたら嬉しい」とおっしゃっていただきました。
 普段、家に引き篭もりがちだけど現状を何とかしたい!事業に興味があるのでお手伝いしたい!社会貢献の意味でも仕事を委託したい!など、興味を持たれた方はお気軽に御代田町社会福祉協議会福祉係まで、ご相談下さい。

お問い合わせは、
御代田町社会福祉協議会 福祉係
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