社会福祉法人御代田町社会福祉協議会では、障害福祉事業所居宅介護(御代田町訪問介護事業所)で「長野県障害福祉分野における介護ロボット等導入支援事業」の補助金を受けて、マッスルスーツエブリイが2台導入されました。
導入の目的としては、訪問職員の年齢層が高くなってきており腰痛等を訴える職員が多くなってきていたため、本機器の導入に至りました。
本機器は、空気圧式の人工筋肉を使用する装着型動作補助装置(アシストスーツ)で、身体を動かす原動力として使用者の動きに合わせて、力まずに重いものを上げることができる機器で、特徴としては、
➀モータを使用せず、空気圧式の人工筋肉を使用しているため、電気不使用で稼働時間に制限がない
➁人工筋肉の収縮によって最大25.5kgfの補助力を発生させることができ、人や物を持ち上げたり、中腰姿勢を維持したりする際の身体的負担を軽減する。
➂軽量かつ簡易な構造で、柔らかく収縮するだけなので安全に使用できる。
➃シンプルな手順で装着でき、リュックサックのように背負ってベルトを締めるだけで使用できる
本機器を導入してみて、当初は着脱に時間がかかるなどのデメリットもあったが、徐々に装着を行う動作にも慣れて、3分程度で装着することができました。
また、導入したことにより、今まで、身体的なカバーを行いながら介助を行っていたため、時間がかかる時もありましたが、スムーズに介助できることができ、腰痛の改善や時間の短縮につながりました。