私達のグループは、電話で独り暮らしのお年寄の安否確認をしています。
誰しも歳を重ねるにつれ、人と接する機会が少なくなりがちな上に、2年以上も続くコロナ禍で各種の催し物が中止となり、孤立化が益々心配されていました。
ある利用者の方が「必要な用事がある時は自分から電話するし、家族からもかかって来るが、何もないときは誰とも喋らない」と仰っていました。
ほんの些細な事…「毎日よく降るねぇ」「洗濯物が乾かなくて困るよ」…こんな取るに足りない会話が、一人暮らしをされていると、とても嬉しく感じて頂けるようです。
また、お互いの顔も知らなくても、回数を重ねていくうちに信頼関係が出来上がり、最初は沈んでいた声が、30分も話して電話を切る頃には「じゃぁ、あんたも元気でね!」なんて言っていただくと、こちらが嬉しくなります。
私達はこんな、地味ながらダイレクトに手ごたえが実感できるボランティア活動をしています。